こんにちは!ペインテリアです。
施工事例以外のブログのアップは久しぶりに感じます。
そもそも、ブログってもう死語なんでしょうか?
SNSが当然になっている現代、で今更ブログってあんまり聞かない様に思います。
当店も、SNSで情報や近況を更新する事が増えた(ほとんど事務員さんですが、、、汗)のでホームページを更新するのは施工事例ばかりになっていますが、お盆前少し時間もできましたので、久々の更新となります。
今回は、当店が使用している付帯塗装の塗料と塗装方法についてです。
どちらかと言うと同業者の方が興味ある内容となります。
使用している材料はメインが関西ペイントのダイナミックトップマイルド2液
カタログのURLを貼り付けておきます。
https://www.kansai.co.jp/sites/default/files/products/decorative/catalog/pdf/934.pdf、
こちらは関西ペイントが出している、ラジカル制御型塗料で2液型の油性のダイナミックトップとなります。
ダイナミックトップマイルドは1液と2液がでております。
ではなぜ1液でなく、わざわざ扱いにくい2液を使うか?
ですが、これは単純に2液の方が物が良いからと、工程数を考えると仕上がりが圧倒的にいいです。
まず、性能の違いをカタログで見るとダイナミックトップマイルド1液は低汚染を謳っております。
↓カタログより抜粋
に対してダイナミックトップマイルド2液は
“超低汚染”
を謳っております。
↓カタログより抜粋
また、耐候性に関しても
↓ダイナミックトップマイルド2液
↓ダイナミックトップマイルド1液
若干ですが、ダイナミックトップマイルド2液に軍配が上がります。
また、工程数による仕上がりに関してですが。
下塗り入れて
上塗り1回塗りですとあまり違いがでませんが、当店の場合上塗り2回塗りが標準仕様になります、その為1液を使うとどうなるかと言うと、、、、、
溶剤の場合2回目の上塗りが1回目の上塗りを溶かしてしまい、綺麗に仕上がらないほか、塗膜強度も安定しません。
業会ではこれをリフティングと言います。(水性では起こりません)
なので当店では、2液型のダイナミックトップマイルドを使用しております。
1液使っているところは全ての業者様とは言いませんが、良くて下塗り1回上塗り1回の2回塗りひどいところは下塗り無しの上塗り1回の業者が多いように思えます。
仮に1液で3工程きちんとやるとなると工事期間が1ヶ月ぐらい欲しいです。
また、このダイナミックトップマイルド2液
よく3部艶や5部艶もやるのですが、艶引け感もよく素晴らしい塗料だと思います、、、、、が一点だけ関西ペイントさんに言いたいとしたら、、、。
臭い。
臭いが弱溶剤なのに強溶剤に近い臭いがします。。。。。
なので外壁などの平米数が多いものを塗装する場合、正直いって当店では推してません。せっかく良い材料なのに、、、。
また、基本的に付帯の作業工程としては
足つけ目荒らし
これは、コツとしては高圧洗浄の日にスコッチ片手にゴシゴシやりながら洗浄すると物凄く効率いいんで真似してみてください。
その後、下塗りなんですが、
当店では基本的に関西ペイントのスーパーザウルス2という2液型の変性エポキシ樹脂塗料を使用します。
これは万能系の錆止め塗料で防錆効果や食いつきも他の塗料に比べて圧倒的に良いです。
雨樋なんかは、本当に下塗り入れない業者が多いです。
確かに下塗り入れない方が仕上がり綺麗な場合があります。
それはサビ成分が、上塗りを吸ってしまう為に起こってしまいますが、シリコン樹脂塗料とエポキシ樹脂塗料では圧倒的にエポキシ樹脂塗料の方が食いつきがいいです。
そこを考えると下塗りはマストだと思います。
そのエポキシ樹脂塗料を短毛というローラーで転がします。
短毛と長毛の差は後でご説明しますが、ただ単にローラーの毛足の長さを指しています。
その後、再び研磨します。
外でやっている以上、ゴミの付着やは免れませんができるだけ綺麗に仕上げたいので塗装毎工程ごとに
ペーパーでブツとりとローラーの目がをできるだけ落とします。
その後中塗りを塗ったら
一度、塗った部分をビニール等で養生します。
これを業会的に“逆養生”と言います。
逆養生して、壁をしあげたら、最後にペーパーでサンディング後に付帯を仕上げます。
なぜ、工程の途中で外壁に手をつけるかと言うと
乾燥待ちです。
先ほどリフティングに関してお話ししましたが、2液でも流石に1日2日ではリフティング起こります。
最終工程の前によく乾燥させて、塗膜を安定させております。
また長毛と短毛の違いは
↑こんな感じ。
左が長毛仕上げで右が短毛仕上げです。
写真で判断できるかわかりませんが、左の方が若干荒いです。
この写真は毎工程ペーパーで目を消していて、なおかつ、仕上げ前まで全て短毛で仕上げていますのでそれほど差が見受けられないように感じますが、3回塗って3回とも長毛だと、まぁ、ローラー目が出ます。
たまに下地が悪かったりするとわざと目を荒くしたりとかありますが(業会では目立てと言います。)
フラットな物はできる限りフラットに塗った方が綺麗です。
なので当店では基本的には短毛仕上げとなっております。
以上です。
たまに3回塗っても上がらない時は4回でも5回でも職人が納得できる仕上がりになるまで塗るようにと教えております。また、そのたびにペーパーがけをかけますので、大変面倒な作業ですが、塗った本人が満足できてない仕上がりをお客様は満足できるわけがありません。
いま、やっている業者の方も、これから独立していく同業者の方も、自分に満足のいく工事をしてください。
とペインテリアは思います。
以上
ペインテリア でした。