施工概要
施工箇所 | 屋上防水/屋上ハッチ取り付け/タイル部目地詰め/外壁塗装/付帯塗装/共有部床塗装/笠置ジョイントブリッジシール/漏水部タイル防水塗装 |
工事金額 | 約3,940,000円(税込) |
今回ご紹介させていただきますのは、住宅の塗装でなく、アパートの防水と塗装工事となります。
こちらもオーナー様よりインターネットから当店を見つけていただき、ご信頼を得て施工させていただきました。
このような物件は、通常の工事依頼が
オーナー様
↓
管理会社
↓
建築会社
↓
施工会社
という無駄の多いマージンが発生しやすく、依頼した金額は非常に高額なのに、施工会社はとても安価でやらされるケースがほとんどです。非常に安価でやらされる施工会社がまともの工事を行うわけがありません。。。。
しかしながら、インターネットが普及することにより施工会社がお客様に見つけてもらえるようになり、低価格で高品質な工事をオーナー様が直接施工会社に施工を依頼できる時代になりました。
良くも悪くも中間に立って何もせずマージンを搾取するよな会社は淘汰されていく時代になったということです。
少しきつい言い方をしてしまいましたが、私個人としては、中間に立つ会社を全て否定しているわけではありません。
お客様にとっては中間に管理会社いることよって
“メリット”
があるような動きをしている管理会社
これについては、現場の大きさによっては必要になってくる場合もありますし。専門外の職人達を取りまとめる建築に特化した元請けも必要なケースも多々あります。
ただ、この規模のアパートと工事内容ですと、今回の工事は必要ないのが本音です。
ですが、自分たちをスッポ抜かされてオーナーがいきなり施工会社に依頼するのは良い顔をしない管理会社も多く存在します。
私どもは依頼を受けると必ず管理会社にもご挨拶に伺うのですが、中には憎まれ口を叩かれるケースもありました。
今回の物件に関しては、ありがたいことに非常に協力的で良い会社様で、ほっとしました。感謝、感謝です。
さて現調した時にビックリしたのですが、
屋上に上がる屋上はハッチの蓋が、、、、、、無い!!
お客様に確認すると最近投資用に購入した物件なので購入時からなかったようです。
こんなこともあるんですね。
どれくらいの間この状態が続いていたかは不明ですが、点検口(屋上ハッチに上がる為の)の廻りの下地の状態が悪く、恐らくネズミやコウモリなどの小動物が住処にしていた形跡をあり、とりあえずすぐに簡易的な雨仕舞いをしました。
また、排水溝からの雨水の漏水があり、改修ドレンを入れることで雨漏りを無事止めることができました。
ただ今回の改修ドレン、特注で超長い。。。。笑
はめるのに知恵を絞りました笑
天井に関しては、もうフケていたので、部分的に取り替えようと思いっきって剥がしました。現調時には気づかなかった(足場の関係で)のですがこれくらいはサービスです。
↑こーゆーのが間に何社か入ってるとやりたくてもできないケースが多々あります。
屋上とベランダの防水は
シーカジャパンのエバーコートゼロワンを使用しました。
エバーコートゼロワン
個人的な感想からいうと田島のGO-JINの方が強度は上だとは思いますがこちらも
メッシュ無しでもメッシュ入りと同等の強度を誇ると謳っており非常に良い材料だと思います。
ただし、、、使いづらいのよ。。ダイフレさん。。
1液なのに促進剤は必須。。。
良い材料なんだけど、施工する方は嫌がるかも笑
ハッチも取り付けて 屋上完了!!!
工事も順調に進み
工事が終盤に差し掛かった頃に・・・・・・・・
トラブル!!!
アパートの住人の方との関係は非常に良好で、世間話をしていた時のことです。
『綺麗になったね〜これで長年の雨漏りも解決するかなー?』
と。。。。
『え??』
雨漏り?長年?
聞いてない!!!笑
現地調査時には雨漏りのことをオーナーさんから聞いておりませんでした。
そりゃそうです、確認するとこのかた管理会社に伝えてません。お話しを聞くと、5年ほど前から漏水してたとのこと。
あちゃー。
漏水してないの事なので施工前に散水テストは行なってません、屋上防水を行ったからといって、ALCの建物の場合、十分に外壁からの漏水の可能性があり、必ずしも止まるとは言えません。
ましてやこの住人の方の家は3階建ての家2階に住んている方でした。
そして、3階の方に急遽ヒヤリングのために連絡を取り、雨漏りしてたかどうか確認すると、
『してない。』
もう絶対、外壁からじゃん。。。。汗 汗
雨漏りしない、という条件でタイルの上はタイル洗浄と目地詰めのご提案をさせてていただいておりました。
すぐにオーナーさんにご相談の連絡をさせていただき、乗り掛かった船です、というか乗ってもうすぐ降りるところでしたが、急遽、住人の方にヒヤリングしながら、漏水箇所を踏まえ、散水テスト。
室内にも許可を得て職人を配置。
電話でやりとりをしながら・・・・・
テストしていると・・・・・・
『来ました。水入ってきてますね。』
と。。。
この時足場解体まで1週間前。
オーナーさんに事情をご説明して、
追加工事のご提案。
流石に、タイル面の全ての外壁を防水塗料で塗装するのはサービスでやれないので、ご相談。
今回は、人件費と材料代で部分的に行う事が決まりました。
追加工事といっても我々はできるだけ行いたくないのが本音です。次の現場の乗り込み等が決まってますの次のお客様にご迷惑をおかけするので。
ただ、聞いてなかったとしても、黙って放っておく事もできません。
足場屋さんと次の客様に事情を説明して、1週間ほど解体をずらしてもらい、
一度施工が完了した、屋上の笠置部も念の為外し防水。
そして、何より止まったかどうか確認するために最終の散水テスト。
無事に、最短ルートで漏水を止めることができました。
よかった〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
と安堵の叫び。
なかなか思い出の強い現場になりました。
オーナー様も大変喜んでいただきました。
工事も完了し、施工事例公開のご許可をとりに行くと快く承諾していただき、普段非公開にしている金額も、
別に構いませんよ。
とあたたかきお言葉をいただきました。
ありがとうございました!!!
ペインテリアでは、住宅が一番多いのですが、アパートや大規模修繕まで施工店の強みで工事できます、ぜひお問い合わせください!!
長文読んでいただきありがとうございました!
施工写真
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