施工概要
施工箇所 | 外壁塗装/屋根塗装/シーリング工事/軒塗装/雨樋塗装/FRP防水トップコート |
工事金額 | 非公開 |
今回ご紹介する施工事例は松戸市にお住まいのM様
インターネットより当店を見つけていただき、数社のお見積りの中から当店をお選びいただけました。
ご紹介が大変遅くなったのですが、こちらは去年に施工させていただき、1年点検後の経過写真を添えてご紹介させていただきます。
まず、現場調査時に外壁の苔と屋根のメンテナンスに関してお悩みにならておりました。
他の業者から、屋根が塗装できないのでカバー工法を提案され、本当に塗れないのかと疑問に感じていたようで複数お見積りを取ったようです。
当店の所見としては、確かにノンアスベスト屋根でしたが屋根に関しては劣化具合もまだまだ問題なく、塗装にてご提案させていただきました。
中には塗装できるのに発注金額が高額なカバー工法をゴリ推ししてくる営業マンが少なからず居ます。
営業マンは請負金額にてインセンティブが発生する会社が多く、高額、高額の方向に契約をさせ、歩合金の為、工事の本質が見えてない事が良くあります。
これは、営業マンが悪いわけではなく(営業マンも悪いのですが、、、、会社自体の体制に問題があるかと思います。
本当のインセンティブを発生させるのであれば、営業から施工、アフターまで一人の担当者でやり、
自分とお客様の満足度
でインセンティブを発生させるべきだと思います。重要なのは施工も入るという事、施工は職人任せ、それでは自分への満足度が測れないかと思います。
会社組織にすると非常に難しい課題だと思いますが。
その為、ペインテリアでは営業マンがいません。
と、いうより、営業マンにやる気をださせ、かつ正しい工事を行い、お客様と営業マン両方を満足させるような仕組み作りが今の所できそうにありません。笑
脱線しましたが、カバー工法は良い工法ですが、お客様の意向を最大限尊重するべきかと思います。
全てのノンアスベスト屋根が必ずしも塗れない訳ではありません。
当店も本当に塗れない時はカバー工法や葺き替えをご提案します。
今回、外壁塗装は無機系の塗料で屋根も無機の遮熱塗料という高スペックで塗装させていただきました。
まずはカラーシュミレーションでご納得のいく配色になるまでご提案します。
今どき、カラーシュミレーションなんて少し器用なお客様でしたらご自分でできます。確かに本物の色合いとは少し違いますが、イメージとして膨らませるのは必須かと思います。
お色味が決まれば実際に施工に入ります。
工程表を作成し、近隣挨拶が完了したら、いざ施工になります。
現場、現場によって進め方は少しづつ違いますが大まかに分けると
足場
↓
洗浄
↓
ビニール養生
↓
塗装
↓
養生剥がし
↓
掃除、タッチアップ
となります。
今回も洗浄からとなります。
桜並木がご自宅の近くに多くあり、苔による汚れが酷かったのが記憶にあります。
そして、土間の養生だけ先行して行い
シーリング工事からとなります。
シーリングにオートンイクシードを使用します。
こちらのシーリング、性能が非常に良く耐候性も30年と謳っております、高性能シーリングとなります。
デメリットは乾燥が遅いのと金額が高額な事です。
後打であれば問題ないのですが先打ちとなると少しばかり注意をしなければなりません。
シーリングの乾燥養生を考慮して屋根を先行してやっていきます。
今回、ノンアスベスト屋根でしたが、目視にて割れと判断できる箇所は2箇所のみでした。
こちらは、タスマジックという補修材で補修していきます。
タスマジックとは
化粧スレート屋根専用の補修材で
縁を切りながら高度な接着ができる画期的な補修方法です。
https://www.e-same.biz/pickup_tasmagic.html
問題なのは補修した補修箇所の強度ですが、
なんと元の基材の強度の数値の2倍が出るとのことで、屋根の補修は
必ずタスマジックでやるべきかと思います。
こちらも価格が高いのがタマに傷です。笑
今回屋根は、遮熱タイプの無機塗料を使用します。
その為、下塗りに入れるシーラーが白色の物になります。
ほとんどの塗料会社が出している、性能が高い遮熱塗料は下塗りが白い色をしております、逆に下塗りの指定がない遮熱塗料も下塗りのシーラーは色付きの白をいれてあげると効果的かと思います。
屋根の縁切りをして、
補修残しで仕上げたら
付帯塗装をやっていきます。
イクシードをうった後は外壁はできるだけ時間を空けます。
そして、中塗りまで仕上げた雨樋や、軒、破風を
逆養生して、ベランダ床トップコートも
ケレン、アセトンぶき、シーラー、中塗り
までやって、また逆養生。
それが終わってようやく外壁塗装です。
外壁のシーラーは環境によりますが、できるだけ溶剤タイプの
高付着タイプの物を選ぶのが良いでしょう。
ケースバイケースですが、中塗りには上塗りに10%ぐらい白を入れたような色でと塗装することにより、同色によるカスレや塗り忘れを防ぐ工夫をします。
そして全てを仕上げたらエアコンの室外機のホースなどを巻き直して、最終チェック、検査を完了させ、足場を取った後再度完了検査を行い、土間などの足場設置の汚れを掃除して工事完了となります。
こちらが施工前
こちらが施工後
ほんのりピンクがかった優しい配色になりお客様もご満足していただけました。
そして気になっていた苔の生えた面もとても綺麗に仕上がりました。
さらに、1年後、苔の様子もチェックしてきた所、全く問題ありませんでした。
そして、他の業者に塗装できないと言われた屋根もチェックしてきました。
全く問題なく、この辺住宅で一番綺麗でした!!
有難うございました!!!
施工写真
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