こんにちは!
千葉県松戸市と東京都足立区にて外壁塗装を主としたリフォームをしています。ペインテリアです。
今日は昨日の
『ALC住宅に遮断熱塗料を塗装し超遮断熱仕様の外壁の施工事例』
の続き、その2となります
付帯塗装の中塗りまで終了したら、屋根の中塗りをしちゃいます。
日進産業/GAINAガイナのNー50(ガイナのラインナップで最も濃い色)
シーラー を塗布してから7日以内に中塗りをします。写真でわかる様に外壁に関してはまだ下塗りも入っていません。
これは、ALCのジョイント目地に注入したシーリングの乾燥養生を適切にとる為と、シーラー 後、中塗りをしないまま雨に当たってしまうと、十分な密着ができない為です。
そしてその後、縁切り作業となります。
前回もどこかに記載したと思いますが、屋根をGAINAで塗装した場合、通常タスペーサーでは縁は切れません。
逆に縁が切れているならばGAINAの塗布量が適切ではない為、カタログ上の遮熱効果は期待できません。
今回は中塗りを塗装した後。手作業により縁切りをします。
カッターでスレート屋根の重なりを全て切ります。GAINAの場合かなりの厚みになりますので切り終わるとこんな感じになります。
これをホウキとブロアで綺麗にします。
綺麗になったらようやくタスペーサーの挿入です。今回、お見積り時では、手作業による縁切りのみでしたが、現場でより完全な縁切りをしたいという要望が職人のほうから要望があり、見積り以上の工程を踏みました!ペインテリアではこの様な作業に関しては一切、予算がないからダメっていう事はありません。
やった方がいい事なら、やる。こっちの方が大事ですので。
屋根の縁切りが終了したところで
窓周りや屋根のビニール養生をし、いよいよ外壁を塗装出来る準備をしていきます。
こちらのタイミングも他の塗装店さんとはおそらく違うと思います。
外壁を塗装する場合、どうしても窓を塞がなければいけません。ですが、全体の工期が2週間に対して
外壁の塗装工事はじつは普通の住宅であれば、2日〜3日程度です。
そうです、実は窓を締め切らなければいけないのは通常であれば2、3日なのです。
少しでもお客様の負担にならない様にペインテリアでは窓を塞ぐのは最短に出来る配慮をします。
そういう心配りが最終的な満足度に繋がると私たちは思ってます。
そして、いざ下塗り
今回使用したのは、日本ペイントの水性シリコンエポサーフという水性型の1液反応型の塗料となります。
この塗料は通常の日本ペイントの下塗り水性パーフェクトフィーラーと比較すると1缶の値段が2倍以上しますが、密着力が高く優れた防藻性、防カビ性があり微弾性、そしてブリード 抑制機能が期待できますので重宝します。実は塗装工事は上塗りよりも下塗りをキチンとした物を使うほうが重要です。
見積り時に注意してみてもらいたいのですが、下塗りに何を使うか?上塗りさえよければ良い訳ではありませんので相見積もりの際は注意してみてみてください。
下塗りが終わったらいよいよ外壁のGAINAの中塗りです。
屋根は中塗りまで終了しておりますが、こちらの住宅でGAINAの使用量は10缶です^^;
定価で換算するとGAINA10缶だけで60万円超えます、あくまで定価ですが。。
でも相当高級な塗料だと思います。その為、塗布量を守らない業者が沢山いますので、材料の缶の缶数を必ず確認するか、もしくは出荷証明をもらいましょう!
ペール缶1缶で塗れる平米数は1回塗りでおおよそ30〜40m2程度です。
中塗りが終了後、十分に乾燥させます。Uカットしたところに関しては、このタイミングでGAINAでマスチックローラーを使用し模様付けをしながら中塗りをします。
これで完全にUカット部が分からなくなりました。
つづいてガイナ の仕上げですが、今回の住宅はなんと
抗菌仕様
そう、ガイナ にはオプションで抗菌剤を添加することができるんです。
お客さまはかなりガイナ を調べ上げていて、正直、私より詳しいレベルの方でした(笑)
そんなお客様に負けない様に当店も目一杯の仕事をしました!
ガイナ には抗菌剤を添加する事により、抗菌仕様にする事ができ日本国内で発生する可能性のある菌の大多数に対応可能な抗菌剤です。
しかもこの抗菌剤、1缶に1袋を入れるのですが、1袋で普通に国内でトップレベルのラジカル 塗料1缶買えちゃいます^^:
こんな高級塗料ペインテリアでもなかなか使用しません!
コイツを全ての上塗り材に添加して、攪拌する事3分、抗菌ガイナ の出来上がりです。
そして上塗りです!
お客様が気になっていたクラックも完全に分からなくなりました!
あとは、付帯を仕上げて
屋根を仕上げて
途中で基礎が気になるとおっしゃていたので在庫で、基礎専用塗料・水性シリコン基礎ガードがあったので
下処理をして
2回塗りで仕上げです!!サービス工事も手は抜きません!
そして、ベランダのFRP防水を
サンダーで足付けし
アセトンで余分な油分を拭き取ります。
FRP用のプライマーを塗布し乾いたら
トップコートを2回塗り仕上げます!
いよいよ終盤です。
あとは一時撤去をしたエアコンのホースのカバーなどを復旧しします!
もちろん、復旧の際は
ビスにシーリングを注入し適切な雨仕舞いをおこないます。
綺麗になりました!
↑施工前です
撮った写真の半分も使用しておりませんが、ここまでやってやっと完了です。
細かいことはまだまだたくさんやっております!
一例ですが、ベランダの手すりが、通常の住宅には珍しく鉄骨で作られておりました、雨水が進入している可能性が高いため、水抜きの穴を鉄鋼の下端に開けさせていただきました!その時の動画をとりしたので上げておきます。
雨水の進入経路は大体わかっておりましたので雨仕舞い処理はしてあります!
こんだけの水が鉄骨に溜まっているんです、水はやがて腐敗し、鉄骨を錆びさせダメにします。どんな良い塗料を上塗りに使おうが、適切な処置をしてなければ意味がありません!!
以上、ALCに日進産業/GAINAの抗菌タイプを使用した超遮断熱住宅仕様の施工事例です。
業者選びの参考にしてください。
また、写真の著作権等は放棄しておりませんので転用は禁止しております。ご理解ください。
外壁塗装の専門店、ペインテリアでした!!