千葉県松戸市と東京都足立区にて外壁工事のリフォームを行なっています、ペインテリアです。
本日も工事事例のご紹介です。
今回のお客様は柏市のY様。
インターネットより当店を見つけていただき、ご依頼いただきました。
お電話をいただき、ご都合を合わせて現場調査にお伺いした時は、なんと、教えていただいた住所がどうしてもグーグルマップに反応せずに30分ほど遅刻してしまい、近くから何回もお電話してしまいご迷惑をお掛けしました。すみません・・・。
第一印象はあまり良くなかったかもしれません、30分も遅刻するし、何回も電話して奥さんは家の近所まで探しに来てくれたり・・・
それなのにご依頼いただき本当に感謝です。
お話を聞くと、お家を建てたハウスメーカーさんにもご依頼したようでしたが、いろいろ追加工事をいわれたり、金額が高額だったりとのことでした。
奥様のご要望で外壁のサイディグは生かしてクリア塗りをご希望との事でした。
各所に痛みや汚れが発生しておりましたが、丁寧に補修をすればまだまだクリア塗装も可能な段階でしたので、テスト塗装をして、クリア塗装となりました。
まずはテスト施工です。
クリアー塗装は、難付着サイディング等では適応できない為、必ず密着テストをする事になっております。
まずは下地を綺麗に溶剤拭きし、汚れをとって目立たないところでテスト施工します。
後日乾燥後、テスト施工したところの密着性等チェックをし、問題ないか確認をします。
また、これと同時に付帯の色等をお客様と相談して決めていきます。
今回は玄関周りの帯の色とベランダ側の帯の色を既存の色より濃くし、白は少し黄色味がかったアイボリー寄りのホワイトを選びました。
当店では、カラーシュミレーション等は使わず、現場にて色味を決めていくスタイルをとっております。パソコンやプリントアウトされた物はどうしても色味が現物の物と違う為、その場で調色したり、前もって外壁に合わせた大きめの色味板を作って直接みてもらう事が多いです。
ちなみに、いまでは塗料メーカーのサイトで簡易的なシュミレーションをできるサービスがあります。URLを貼っておきますので参考にしてみて下さい。
http://hanacole.com/simulation/index.html
お色に関しては、よく悩まれる方がいらっしゃいますが、今後10年15年と住んでいく住宅ですので、妥協しない方が良いかと思います。
しっかりと工事前の段取りや打ち合わせをして、工事スタートです。
高圧洗浄
汚れや苔を落とし適切な下地を作ります。
今ではホームセンターやテレビショッピングにも家庭用の物が出てて電気タイプの物を持っている方も多数いらっしゃると思いますが、業務用の物はその3倍から4倍ほどの圧力で洗い、手に当たると怪我をするレベルです。
付帯部分や雨樋なんかはスコッチやマジックロン等で足つけしながら洗浄していきます。
そしてまずは劣化したコーキングの撤去です。
カッター等で、塗装するサイディングを傷つけないように丁寧に撤去していきます。撤去後に現れた青いテープのような物は、ボンドブレーカーという物で、コーキングの2面接着を維持するのに欠かせない物です。撤去と同時に剥がれてしまったり元から入っていない場合もありその場合は後から幅に合わせてボンドブレーカーを貼っていく作業が必要となります。
続いて付帯部分の下塗りです。
その素材に合わせて、適切な下塗り材を選び塗装していきます。
またベランダ面の帯の劣化が激しかったので一度シーラー で目止めしたあとパテで整形していきます。パテも屋外用の2液反応型のパテを使用して、一度で形を出すのは無理なので2回3回と研磨、塗りつけを繰り返し整形していきます。
↓パテ前
↑2回目のパテ充填後、研磨して、必要であればもう一度パテを充填します。
まだまだ、下処理は続きます。
新築時にごってりと塗りたぐられたシリコンコーキングの処理。
関西ペイントが出しているシープラを塗装します。このシープラという塗料は、シルバーの為、調色し、外壁と合わせる必要があります。
同時に外壁のサイディングの劣化している部分や剥がれいる場所、色が飛んでしまっているような箇所を丁寧に補修していきます。
クリア塗装をすると壁の色味が濃くなります、それに合わせて調色しなければなりません。調色するときは、はじめにクリア塗装をテスト施工した、壁面で色合わせをします。
今回は、赤味の強い壁の色、黒っぽい壁の色、目地のグレーの三色を基準として補修していきます。
↑角は剥げていることが多い箇所です。このままクリアコートをせず、必ず補修塗装を行ます。紫のテープの部分はコーキングの撤去部です。雨天により雨水の進入を防ため、テープにより雨仕舞いしたおります。現在のサイディグは通気工法ですので中に多少水が入っても影響はありませんが、念の為養生しております。
また、クラック部分は、目地色のコーキングを打ち込み壁と同様に補修していきます。
補修塗装が終わった段階でようやくクリア塗装です。
今回は日本ペイントのUVプロテクトクリアを使用しました。
壁の上塗りが終わったら、付帯塗装の上塗りになります。
各所を打ち合わせした色に塗り仕上げていきます。
今回使用したのは、日本ペイントの2液反応型のシリコン塗料ファインsiです。
屋根も同時に進行していたのですが、ここではまとめて詳細を上げさせていただきます。
シーラー を塗布して
板金部は素材が違う為、錆止め兼プライマーを塗布
今回は外壁に合わせて赤系の屋根をチョイス
最後は縁切りをして、雨水処理します。
またベランダ防水は
防水層は健全の為、トップコートのみ塗り替えることになり今回こちらはサービスでやらせていただきました。
まずは機械で目あらしをし
アセトンで余分な油分を拭き取ります。
FRP様のプライマーを塗布して
2回ぬって仕上がりです。サービス工事でも手を抜きません!
外壁の塗装工事が終わると、外壁のジョイント目地や窓周りマスキングテープを張りプライマーを塗布後にコーキングを打っていきます。
今回使用したのはオート化学のイクシードです。
クリア塗装はクリア塗膜が硬く、コーキングは必ず後うちです。
また、たまにコーキングの色が壁の色と合っていない残念な外壁を街中で見かけます、それはクリアを塗る前の外壁に合わせて色を発注してしまったのではないのかな?と、とにかく残念です。
最後に、
足場解体後
奥様から頼まれた、エアコンの室外機の中に入った大量のカブトムシの死骸を処理して、工事終了です。
↑室外機の足が完全に土の中に埋まり、下から入った模様です、対策として、ブロックを積み、その上に室外機を設置し土と室外機の間に空間を設けました、これで大丈夫だと思います。
工事終了です。
こんなに汚れていた外壁が
蘇りました!!
色味も打ち合わせ通りの色味になり、満足いただけました。
ありがとうございました!!